ずいぶん長い間、漫画の雑誌や単行本を買って読むことは滅多にしていなかった私だけれど、「ウルトラマンSTORY0」を読むうちに真船一雄先生の他の作品を読んでみたくなり、「スーパードクターK」を買ってみた。全22巻もあるので(文庫なのに660円もするし)、まずは5冊ゲット。
少しずつゆっくり読むつもりだったのに、面白くて5冊一気読み。
連載開始が1988年なので、初期のエピソードは今から18年近く前に描かれたことになるが、病院も加担した組織による腎臓の売買の話、中絶胎児の細胞を使った治療の是非をめぐる話…と、まさに2006年の今年に世論を騒がせた話題も次々と。18年という時間のうちにも医学には、なかなか長足の進歩や変化は起きないということなのだろうか。


ズブの素人の私でも「へー」と思ったことがひとつあって、それは「硬膜外麻酔」という新しい麻酔術が、極めて優れた技術を持つごく一部の医師にしか出来ない方法だ、と登場人物の一人、朝倉医師が語っていたくだり。高度な技術なのは確かだけれど、今では一般に行われているので、この辺りはやはり時の流れを感じます(←偉そう)。


ちょっと驚いたのは、この「スーパードクターK」の連載開始当時と、現在の「STORY0」とで、全くと言っていいほど絵柄が変わっていないこと。18年もの時の開きがあれば、同じ作者の手になるとはいえ、多少の変化はあるのが普通なのに。「K」の登場人物がウルトラ戦士に変身しても全然不自然じゃないw


ところで、


 大 垣 先 生 カ コ イ イ


私はやはりごつい風貌の人が好きらしい。