職場での検診は毎年受けていたが、人間ドックは初めて。数年前に別のところで申し込んだが定員に入れず受けられなかったことがあったので、嬉しい。


12年前の検診で胃にポリープがあるのがわかり、悪いものじゃないけど毎年カメラで経過を見て下さいね、と言われていたのに、最後にカメラを飲んだのは実に11年前(笑)。果たしてどうなっているのか。昔と違ってカメラは細く小さくなってるし、楽だろうけれど。


今回は初めて「経鼻挿管」だったか、鼻から通すカメラを使う方法を選んだ。最初に麻酔と安定剤を投与されて、眠っている間に終わるんだそうだ。
喉の麻酔は小さなアイスキャンデーで。昔みたいにデカいコップに変な液体を一杯飲んで、上を向いて口を開けて、餌を待つコイみたいにマヌケにしてなくてよくなったんだな。進歩したなぁ。
ベッドに横になったら鼻に麻酔。腕に(麻酔を効きやすくする?)注射。鼻に挿管。ん?眠ってる間に終わるって聞いたけど起きてるぞ。
食道と胃をモニタで見る。こんなふうになってるのか、グロいな。胃にポリープ。複数。大きいのは5〜6mm。悪いものじゃなさそうだけど一応調べましょうね、と声がして、カメラの先の小さなハサミで切り取る。いくつも切り取る。内壁に血が滲む。
胃を一通り終えてカメラは食道へと戻る。食道にもポリープ。以前はなかったけどな。


終わり。以前は胃カメラと言えば吐き気との孤独で辛い闘いだったが、今回はそれは全くなし。これなら毎年受けても苦にならないな。


全部の検査を終えて、お医者さんから結果を聞く。「貧血気味」以外は全項目正常でした(詳細な結果は数週間後)。
病院内の食堂で昼食を食べて(検査に含まれる)帰りました。