あれ?

公開二日目の今日、見てきました。見終わった直後は興奮してて「最高すぎる!」とそこかしこにメールしたのですが、しばらく時間が経って、内容を思い起こしていると「あれ??」なこともぽつぽつ。でもすごく面白かったですよ。
まだ一度しか見ていないのであやふやな部分もありますが以下思いつくままに。ネタバレ含む。

  • 映画全体を通して駆け足だった。説明不足だったり描写不足だったり急展開すぎる部分が多いのは否めない。せめて120分あればと思うけど(実際は96分)、それでは小さな子供さんたちには長すぎるんだろうなぁ。
  • 映画の公式ブログ開設当初から掲載されてる「ストーリー」には、映画の冒頭、ゼロは光の国を襲撃した敵との戦いで自分の力を過信して思わぬ危機に陥り、父や仲間に助けられて窮地を脱する。己の慢心を戒めるためにゼロは単身別宇宙での任務を志願…ということが書かれている。皆の前でお父さんに叱られてショボーンなゼロが見られるかと期待してたのに(笑)、そんな描写はなかった。ダークロプスの姿に逆上するでもなく、3体を相手に戦ってる最中に2体に捕まって身動きできなくなってたけど、油断してたわけではなさそうだったし。先にリリースされたOV「ウルトラマンゼロvsダークロプスゼロ」でゼロはダークロプスゼロにこっぴどくやられていたので、その後に量産型ダークロプスにも苦戦するような様子は描かれなかったということか。もっともディメンジョンコアを持たない量産型とはいえ、ダークロプスもゼロと能力は互角だから、お父さんが助けに入らなければ危なかったんだろうが。
  • セブン&ゼロが一緒に戦う場面は良かった。親子ならではの戦法が見られたし。
  • ゼロが旅立つまでの光の国の場面はテンポが速すぎだ。どうやら敵は別の宇宙から来たらしい(80)、別の宇宙には一人しか行けない(ウル父)、オレが行く!(ゼロ。お父さん心配そう)、じゃゼロお前が行け、決定な(ウル父)、とあっという間に話がまとまってしまって、何だかなぁ。もちろんそんなわけはないのに、あれじゃゼロが俺が行くって言い出してくれてよかった、みたいな雰囲気のようで…。
  • 未知の宇宙へ一人旅立つ息子を送り出す父親。何やら慌ただしい中だったからか、感傷的になり過ぎてなかったのは良かった。穏やかに、控え目な表現で息子への信頼と愛情を伝える父。日頃と同じように軽口を叩いて応じながら、父のその思いを胸に(腕にも)、光の中を彼方へと飛び立って行った息子…お父さん、心配だろうな…。(翌日に続きます。)