昨夜(25日夜)のNHKニュース9で「日本人のみかんの消費量が激減している」という話をしていた。理由としては「こたつとみかんで家族団らん」が過去のことになったこと、季節を問わずさまざまな目新しい果物が出回るようになったこと、そして何より「食べるのが面倒くさい」という近頃の風潮があるとのこと。
「皮をむくのが面倒」「白い部分(筋)がイヤ」「手が汚れる」…消費が落ち込む中、みかん業界(?)ではこのままではいけないと、みかんを湯むきした上に白い筋も全部とって真空パックした商品まで売り出しているそうな。
みかんを食べるのすら面倒だという怠惰な人たち(若い層が多い)が増えてるとは恐ろしい…と思ったものの、みかんの皮をむくのが面倒でも他のこと(好きなこと)はマメにするだろうから、一概に皆が怠け者になったともいえないんだろうなぁ。

「手が汚れるからイヤ」というのは女性に多い。きれいにネイルアートした爪が汚れたり、爪の裏側に白い筋が入り込んだり、皮や果汁のだいだい色がついたりするのが絶対に嫌なんだそうだ。
そんな中の一人に、私より少し若いくらい?の主婦がいてインタビューされていた。長く伸ばした爪(つけ爪?)に美しく施されたネイルカラーとデコレーション。上記の理由でみかんは滅多に食べない、食べるときは爪を汚さないようにみかんの上からティッシュペーパーをかけて皮をむく。「みかん1個につきティッシュを3枚使う」と笑っていた。アホかと。
とすると、何よりネイルが大切なこの人は、お米も研げないし、包丁とまな板で肉や魚も切れないし、お皿洗いも出来ないのではないのか。家族の食事はいったいどうしているのか。
しかしまぁ、あんなゴテゴテした爪をして料理しているところを見ても食欲が減退しそうだしね。出来合いのおかずとかで済ませたりしてるなら、それはそれで正しいのかも。

ちなみにウチもみかんはあまり食べない。みかんに限らず果物全般が比較的値段の高いものだと思うので頻繁には買わないし、沖縄はたんかんやら何やら地元産のみかん類もあって県外産の温州みかんは割高な印象だし。
食べるのが面倒とか爪が汚れるから嫌なんてことは断じてありません(爪を伸ばしてすらいませんw)。