某老舗レストランで夕食。すぐ近くのテーブル2つはどちらも小さい子供のいる家族連れ。早くから来ていたほうの家族の子供は食事に飽きたらしく、店内を走り回っている。
こういう家族連れがこの店に来ているのを、以前はあまり見なかったような気がする。客の半分くらいは外国人、地元のお客も観光客も大人が殆どで、子供がいたにしても少なくとも店内を走り回って騒ぐようなことはしていなかった、と言うか、させられない雰囲気が間違いなくあった。


また沖縄にきて一年以上経つが、外を歩いていてもお店に行っても外国人…沖縄の場合はアメリカ人と言い換えていいと思うが…の姿を見ることが以前(約5年前以前)より少ない。車で走っていてもYナンバーの車は明らかに少ない。この日、このレストランにも外国人の姿はほんの二組かそこらだった。


これは何故かというと、やはりイラクに行っている人が多いせいらしい。そこらを普通に歩いていた若い兄ちゃんたちもイラクに行っている、お父さんやお母さんもイラクに行っている、だからその家族も外へ出歩かない。従って町なかでアメリカ人やYナンバーの車を見ることが少なくなっている、ということ。
海兵隊の施設のある北部の町では、若い兵士たちだけでなく、彼ら相手に商売をしている人達まですっかりいなくなってしまったらしい。
町からいなくなっただけでなく、帰ることもなくなった人達もいるだろう。


老舗レストランに話を戻すと…後から来たほうの家族連れのお母さんが、もうひっきりなしに喋る喋る。それも何か、私なんかが言うのもどうかと失礼に思いつつ言うけど、このレストランの雰囲気には全くそぐわない、哀しいまでに庶民的過ぎる話。学校の行事だか何だかの話をここでするなとは言えないけど、どうしてそんな大きな声で「ちゃんと中味汁食べた!?」とか言うかなぁ。
何だか、バーミ○ンかどこかにいるようだった。



店の雰囲気そのものは変わってないんだけど…