午後から出かける。以前行って気に入ったGRAND CENTRAL OYSTER BAR & RESTAURANT(品川アトレ)に行ったら30分〜1時間待ちと言われ、すごすご退散。仕方なく(失礼)他の店で少し遅い昼食。


今日の目的は「自A隊音楽まつり MARCHING FESTIVAL 2005 in 武道館」。オークションで入場券がン万円で取引されることもあるという超人気イベント。日の暮れる頃に会場に着くと(開演は18:05)すでに複数の入口のそれぞれに目を疑うほどの長蛇の列。
かばんの中のチェックを受け、金属探知機を通って、会場内へ。初めての武道館。39年前にここにビートルズと熱狂するファン達がいたのかとしばし考える。客席はすでにほぼ埋め尽くされている。傾斜のきつい通路の階段を上がって、舞台正面から見て北東方向の最上段近くにどうにか席を確保。
軍隊らしく(?)きっちり時間通りに開演。まずは参加の全団体がアリーナに整列してのオープニングセレモニー。様々な制服に身を包んだ隊員たちが整列して広い舞台を埋め尽くしている様はなかなかに壮観だった。


音楽を演奏しながら行進する人達の列が幾何学図形を描き、直線になり、直線が交錯し、また図形になり、図形と図形とが交錯し、直線になり、次にはそれが錨や月の形や文字になり…という淀みない流れ。マーチングドリルというのはとても非日常的なものだなと思う。そしてそれが普段目にする機会のない、華やかだがきらびやかでもない礼装の人々によって行われている時、それはさらに整然と美しく見えて「非日常」の度合いが増すのだなと思った。
ある意味一番「非日常」的だったのは、歌い踊るWAFの皆さんたちだったかもしれないがw。


その後も全国各地の自A隊11グループによる太鼓の演奏(大きな太鼓も移動させて次々と素早くフォーメーションを替えながらの一糸乱れぬ演奏。一体いつ[全体で]練習してここまで仕上げたのかと驚くしかない)、米軍の軍楽隊の完璧かつ楽しい演奏、防A大儀仗隊の美しい演技(空砲も撃ってビクーリ)、と盛り沢山の「非日常」感たっぷりの約1時間40分でした。なるほど超人気イベントなわけだ。