「チーム★アメリカ/ワールドポリス」を見に行こう。「渋谷シネ・アミューズ」でやってる。渋谷ってどこ?遠い?いや遠くないけど…あ、池袋でもやってる。あっそう?よしじゃあ池袋に行こう。


山手線に乗り換えて渋谷へ行くのすら難儀な私達。


映画は面白かったのかというと…よくわからないw ティム・ロビンスやらスーザン・サランドンやらマイケル・ムーア(「ボウリング・フォー・コロンバイン」でインタビューされてたのにね)やら、ひと癖もふた癖もある連中が出てきてえらい目に合わされたりしているのだが、何だか何もかも全てが「おちょくっている」レベルに終始していて、「皮肉っている」という感じじゃなかったのが物足りなかった、んだろうか。それも判然としない。すっかり気の抜けた、解けた氷で薄くなったコーラみたいだったという印象しかない。
こんなのを読んでも何だかさっぱりわからないと思いますが(笑)、とにかくキツい、強烈なアイロニーや批判精神なんかを期待していると(そんな人いないかな)肩透かしをくらうと思う。つまらないってわけでもないですが。


ほんの数人の「テロリスト」を始末するために、エッフェル塔凱旋門やピラミッドやスフィンクスにバカスカとミサイルを撃ちこんで跡形もなく破壊し、意気揚々と引き揚げていくチーム・アメリカを見ていたら、第二次大戦末期、ソ連が対日参戦していなければアメリカは躊躇なく京都も奈良も焼け野原にしていたんだろうなと思った。