FOXで放送の「GAY OR NOT?」(原題PLAYING IT STRAIGHT)を第1回めからずっと見ている。
どういう番組かというと、18歳21歳の女の子ジャッキーが男たちと牧場で一緒に暮らし、男たちの中から一人を恋人に選ぶ、というもの。ジャッキーを巡って14人のイケメンたちがあの手この手の攻勢に駆け引き、選ぶ立場のジャッキーはお姫様状態…
…かと思いきや、実は14人の男たちのうち何人かはゲイ(誰がゲイなのかは誰にもわからない)。彼女が最後に恋人に選んだ男がストレートなら彼女と彼とは50万ドルずつを手にするが、彼がゲイなら彼が100万ドルを手にし、ジャッキーは手ぶらでさよなら、となる。
ゲイの男性はもちろん、ストレートの男性であっても、ジャッキーの心を射止めるのは愛情でなく100万ドルなり50万ドルなりの賞金のため、ということだ。


毎回の放送の最後に、男たちの中からジャッキーにゲイだと判断された一人ないし二人が牧場を去る。最初のうちはジャッキーは全くゲイとストレートをを見分けることが出来ず、ストレートの男たち何人もを追い出してしまっていたが、その後は自分なりに判断が出来るようになったり密告者の助けもあったりで、ここしばらくの間に次々と牧場を去る男たちは皆ゲイである。
ジャッキーはいかにも保守的な南部のお育ちのいい可愛らしいお嬢さんといった女の子で、最初のうちはゲイを嗅ぎ分けることが出来ないのも無理ないなと思ったのだが、自らの置かれているシビアな状況のせいで最近はかなり狡猾になってきている。にも関わらず、回を重ねる毎にその内容は少しずつ変わってはいるものの、彼女が相も変わらず「ゲイ」について「ステレオタイプ」なイメージを抱き続けているのが興味深い。
女にキスしない男はゲイ、だとは限らないことはわかったようなのだが、現在3人残っている男性の一人バンクスが、ホテルの建築の美しさに感嘆し、洗練されたテーブルマナーがあり、壁に掛かった絵について語り(大して難しいことでもない)、ディナーのテーブルに飾られた花の名前を聞かれてすらすらと答える様子に「これって変じゃない?バンクスはゲイよ」というのは…(まぁ演出でそう言わされている可能性もあるが)。


ちなみにバンクスは誰が見ても明らかにストレート(だと思う)、知性と教養があってもそれをひけらかすことはなく、アートやガーデニングが好きだがスポーツもする、都会的で洗練された男性。可愛いけどはっきり言って田舎者っぽいジャッキーには似つかわしくないと思う。
某巨大匿名掲示板のこの番組のスレ
でも「バンクスはジャッキーにはもったいない」の声が高い。


で、私が一番言いたいことは


バ ン ク ス カ コ イ イ !


静止画にしてハァハァしてます…。