私が諦めと怒りの入り混じった表情でガチャを回し続けていた時、よちよち歩きの女の子が私に纏わりついて、私が100円を入れようとすると横から手を伸ばしてそれを自分がしようとしたり、ハンドル(というの?回すところね)を自分が回そうとしたり、私が回すとカプセルの出てくる口に手を伸ばしてカプセルを取ろうとする。私がカプセルを取り出すと、私の顔を見上げて早くお金を入れろという顔をしたり、ハンドルを回そうとしたり、カプセルの口に手を入れたり…(繰り返し)。
時間はすでに夜9時近く、ジ○○コのフロアの隅の騒々しいゲームコーナーのそのまた隅っこ。辺りを見回してもこの子の父親・母親らしき人はいない。
100円玉を使い果たして両替機に向かう途中、この子が家族らしい人たちと一緒にいるのを見た。ゲーム機の前に陣取った、祖父母と思しき人たち。
お祖父ちゃんお祖母ちゃんというには若いようだけれど、世の中のあちらこちらにいる…沖縄には多分多いと思われる…世代交代のサイクルが短い人たちなんだろう。

こんな小さな子は、こんな時間に、こんな騒々しい場所にいないで、早く寝ないとダメだと思うぞ。延々ガチャを回し続けてた私が言うのもどうかと思うけど。