録画しておいてまだ見ていなかった「蜘蛛巣城」をやっと見た。


木漏れ日というのは、モノクロの画面で見ても何故ああも美しいのでしょうね。


しかし恐ろしい話でした。物の怪の言葉に取り憑かれ、妻にそそのかされ、主君を、親友までもを手にかける男。一国一城の主の座を我が物とするために。しかし本当に全てはそこに行き着くためだったのか?全てはそのための手段に過ぎなかったのか?その男も、観客である我々も、すでにわからなくなっている…って、自分で書いていても何だかわかりませんが。


その哀れな男の最期の場面は圧巻。
あんな場面の撮影で、三船氏はよく正気でいられたなぁと思う。
ところでDVDは「日本語字幕入り」なんだそうだ。台詞が難しくて聞き取れない箇所がいくつかあったので、文字で見られるのはいいなぁ。